Veoneerの特許情報でみる技術開発の動きとは

開発スタートは2011年

Veoneerの技術開発は、スウェーデンの開発拠点と米国にもある模様。

2011年に スウェーデンの開発拠点( 出願人名; VEONEER US INC)からの特許出願が欧州特許庁に出ていて、その後米国の開発拠点(出願人名; VEONEER US INC )からの出願も多くある。

開発が活発化したのは、2016年から

米国特許出願で見ると、以下マップのような出願推移であり、2013年から開始され、2016年から活発になり、現在も増加傾向にあり、技術開発がより活発になってきていることが分かる。

  • 補足1)本グラフの見方;横軸;開発時期、縦軸;技術開発アクティビティ(出願数)
  • 補足2)2018年の出願数のグレー色の部分は、推定値。未公開分の出願を推定。
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  • ※ 条件
  •  1)調査日;2019/10/11
  •  2)対象国;米国特許の出願が対象。
  •  3)開発年=出願年とした。ただし、優先権出願は優先日でカウントした。
  •  4)検索方法;出願人・権利者が”Veoneer"の公報
  •  5)出願日の限定;特になし

 

開発する技術内容、LiDARやADAS運転支援技術

出願内容の技術には、LiDAR、車両の運転を支援する運転支援装置、など、自動運転車に関わる技術がほとんど。

参考)Veoneerの企業全体の調査結果は、以下を参照ください。

補足)「特許情報でみる技術開発の動き」についての解説

このでの「技術開発の動き」は、アナリスリサーチが行う特許情報を使った推測であり、保証するものではないことは、予め、ご了承ください。

ここでは、推測する基本的な考え方を説明する。

まず、技術開発を行った成果物が技術となり、その成果物を特許権で保護しようと特許出願することが行われることを前提にしている。多くの技術開発は、5年、10年かかり、その結果、特許出願は、1つの商品が出来上がるまでに、複数の特許出願となって、1.5年程度で、公開される。その複数の技術内容は、通常、一定の繋がりががあり、時系列に並べてみると、技術課題が徐々に解決され、実用化レベルに近づいていくことが推測できることが多くある。ここでは、その手法を使い、推測している。

パテントマップは、主に、技術開発のアクティビティを特許出願数で測り推測することに使う。一方、技術開発の内容は、特許公報をみて傾向を掴むようにしている。

勿論、技術開発を伴わない特許出願も混じるので、特許出願数=開発アクティビティではないケースもあるが、多くの場合、それは特許公報を見て把握できる。

いずれにしても、ここでの「技術開発の動き」とは、アナリスリサーチが行う特許情報を使った推測であり、100%の保証をするようなものではないことは、ご了承ください。